「そろそろ〝さくぎり〟しないとダメだよ」と何人かのお年寄りから言われた。
どうやら土寄せのことを「さくぎり」と言うようで、「さく」は畝のことのようだ。
元気なジャガイモ |
先日は星野サワさん(83)からいただいた白芽の里芋のタネイモを植えたが、今回さらに地元タネ屋で購入した赤芽(セレベス)のタネイモも植えた。
大きい立派な赤芽 |
そして、真黒茄子と伊勢ピーマンのタネを蒔いて寒冷紗をかけてみた。
「これでいいのかな」と、おそるおそる蒔く |
城ケ島のお年寄りたちは夏野菜はタネからでなく購入した苗から育てる。
しかし、城ケ島野菜をつなぐ会では、あえてタネから育てることにした。
タネとりもしたいよねと、固定種を購入した。
「時期、早いかな?」
「もう大丈夫じゃないか?」
タネから育てるとなると、先生であるお年寄りからのアドバイスがないので、会員たちは手探り。
「あっ長さが足りない」。2カ所だけ露地栽培になった。 |
4月下旬には寒冷紗をかずに露地栽培のタネまきにも挑戦する予定。いろいろ試していくしかない。
昼食は会員(柏木)が島の畑で育てていたレタスを味噌汁へ投入。
前々回に村田吉雄代表がおすすめしてくれたレタスの味噌汁は、いまや会員たちのあいだで人気を集めている。
食べる直前に投入するのがコツ |
その名も「MM25」。
「みなとみらい21(MM21)ではなく、みさきみらい25(MM25)」と冗談めかすのは会員でMM25の持ち主の柳澤正和さん。
今回もこの耕耘機(MM25)が大活躍。
人力の鍬と耕耘機の力で広大な畑が開墾できた。
頼もしい柳澤さん |
正月菜は花が咲き終わり、大量のタネをつけた。
しばらく鞘が黄色くなって中身のタネが黒くなったらとりごろ。
木につるして乾燥中。これはほんの一部。 |
会員で手分けして鞘を自宅に持ち帰り、それぞれがタネとりを行うことになった。
一粒万倍とは言うが、それにしてもものすごい数のタネ。
大量のタネは島のお年寄りたちと分け合い、みんなで島の野菜と食文化を繋いでいきたい。
(城ケ島支局 柏木智帆)
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