気候風土に根付いた地野菜が全国的に消えつつあるなか、栽培やタネとりのノウハウを伝承しながら島の〝宝〟を将来につないでいく。
「城ケ島野菜をつなぐ会」立ちあげの会合 |
山形県では2009年11月までの30年間で27種の在来作物が消えたといわれている。
これを知った代表の村田吉雄さんは、「城ケ島には10種もないのに、なくなってしまったらさみしい。若い力がほしい」と話した。
島の人たちにとっては、島のソラマメや正月菜、草ネギなどを栽培してタネとりするのは当たり前。そして、当たり前に食べてきていた。
だが、後継者はなく、タネの存続は風前の灯火。
島の若い世代も今後のこうした野菜の存続に危機を抱き始めている。
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【会員募集】
活動は2月から。
会員は、開墾や草刈り、タネまきなどの農作業に参加できる人が対象。
栽培やタネとりの指導役は、現役で畑作業をしている70代から90代までの島のお年寄りたち。
最高齢は、なんと92歳の女性。お年寄りたちの体調に配慮しながら、可能な範囲で長年経験を重ねた栽培・タネとりの技や知恵を教えてもらう。
畑の隅にカマドをつくって昼食をとったり、秋には収穫祭をしたりしながら、楽しく無理なくタネをつないでいく。
活動日は月2回ほどを予定(変更もあり)。
会員からは、資材代や食費代など、負担にならない程度の会費を徴収予定。
会員申込みは、氏名、年齢、住所、連絡先を明記の上、「城ケ島野菜をつなぐ会」の村田代表のFAX 046-881-4343まで。
(柏木智帆)
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